こんにちは!QRコードをスキャンしていただきましてありがとうございます。

 

私は南木祥平(なんもくしょうへい)と申します。Twitter(X)では「台湾にゃも」というアカウントで台湾に関する発信をしています。台湾Talk(台湾トーク)という台湾華語の教室および台湾留学のサポートをしているエージェントの代表です。

 

現在当校では約80名の講師陣が在籍しており、約450名の生徒様に対して定期的にレッスンを提供しております。東京の高田馬場校、台湾台中校、オンラインで授業を行っています。

台湾華語と台湾留学を通じて台湾と日本に恩返しがしたい

「台湾華語教室と台湾留学をなぜ事業としてやっているのか?」という質問をいただく機会が増えました。キッカケや始まった経緯は、取材を受けた際に回答しています。

 

【Voicy対談】なぜ増えている?! 台湾留学のプロ、南木祥平(にゃも)さんに訊いてみよう

オンラインで台湾華語が学べる学習塾経営 にゃもさん

 

生涯をかけてこの留学事業に挑戦する理由は、「私が持っている知識や経験で一番台湾と日本に貢献できる」と確信しているからです。

 

そしてこの事業を通じて、台湾と日本の相互理解が深まり、両国の発展・交友によい影響を与えられるように全力で生徒様に向き合っています。

台湾留学は全ての年齢の方々に用意されている

単純に台湾留学と言っても以下のような種類があります。

 

  • 中学生・高校生から台湾現地校に通う
  • 大学や大学院に入学する
  • 高校生・大学生の交換留学
  • ワーキングホリデービザを使った留学
  • 語学留学ビザを利用して台湾の大学附属の語学センターに通う
  • リタイヤ後の移住や語学留学

 

私は上記の全てをサポートして来ましたが、台湾留学は何歳からでも方法があります。短期から長期まで、一人一人の状況やニーズに合わせた留学のスタイルがそこにはあります。

 

最近では70歳以上の方々へ留学をサポートする機会も増えてきました。台湾留学後、第二の人生として、台湾で新しい生活を楽しんでいる方も多くいらっしゃいます。

 

年齢や台湾華語(中国語)が話せないからと言って留学や移住を諦める必要はありません。台湾は日本人をあたたかく迎えてくれます。また、そのサポートをするために私は台湾Talkの事業を行っています。

台湾の大学に進学するメリットは何?

台湾留学の中でも昨今最も注目を集めているのが台湾の正規留学(4年制大学への進学)です。毎年、進学する人数が右肩上がりに増えている一方、多くの方から「台湾の大学に進学するメリットは何?」というご質問をいただきます。

 

理由として挙げられるのが、①中国語と英語の両方を同時に勉強できる②比較的緩やかな入学条件(書類審査のみ)③学費が安い(年間約50万円)④支給されやすい給付型の奨学金⑤親日国であり、治安も良く、日本人に馴染みやすい文化だと思います。

 

生活費も学生寮を利用すれば7万円/月以下で済むため、特に大学進学のために地方から上京しなければならない方へ人気があります。そのため、北海道や沖縄出身の方で台湾の大学に進学する人数や割合は他県よりも多くなっています。

 

このように2つの言語を学びながら、比較的リーズナブルな金額で留学体験できるというのが台湾の正規留学です。このようなわかりやすい主張で年々進学者が増えていますが、個人的には本当のメリットはそこ以外の何かがあると思います。

そもそも大学になぜ進学するのか

大学の4年間は短いようで長いです。そして進学する目的や理由も様々です。一般的に「大学になぜ進学するのか」という話をすると、「就職するために有利だから進学する」、「大卒を取得することで就職の幅が広がる」、「大学4年間を利用して高校生では経験できなかった経験をする」と言うのが大半なのではないでしょうか。

 

かくいう私も高校の担任の先生から「大学を卒業するのとしないとでは人生において開けられる扉の数が変わります。実力があっても大卒がないと開けられない扉がこの世の中には多数あることを理解できないのであれば進学すべき」という言葉を受け、大学進学を決意しました。この担任の先生がいなければ、私は高卒で今とは全く違う人生を歩んでいたので、感謝をしています。(※高卒だと人生が悪い結末になったと主張したいのではなく、今私が歩んでる人生は「大学卒業」という要件が理由で選択できなかった可能性が多い事を指しています)

 

台湾の正規留学のカウンセリングをしていると、生徒様のご両親から以下の質問が必ずあります。

 

「台湾の大学に入ると就職活動で有利になりますか?」

 

正直にお答えすると「そんなことはありません」または「留学中の本人の努力次第」になります。そして親御様の「就職活動で有利」という言葉の裏には「安定した企業で子供のやりたい分野でやりがいを持って働いて欲しい」というのを感じます。

 

しかし、一般的に日本の安定した企業いわゆる大企業では日本の高学歴の人材を採用する傾向が強く、海外大に対する枠はあれど英語と中国語が話せるから優先的に採用されるというのは外資系のごく一部です。伝統的な日本企業は未だに高学歴の学生を新卒で雇い、コストをかけて育てていくという手法をとっています。

 

そのため、「就職活動で有利な大学」の話になると、将来なりたい職業や分野において卒業生の多くがその道に行く大学に入るのがベストですという回答になります。例えば、美容師になりたいという方は、美容師を輩出している専門学校が最適解になりますし、商社に入って海外で働きたいという希望の場合、商社に採用されやすい大学や学科を選ぶのが重要です。

 

しかし、現実的には、大学入学時に将来の目標や職業が明確になっている学生は全体の1%もいません。経験や知識が足りないのですから当たり前のことです。そのような場合、できる限り学歴が高くなるような大学に入るか、実用的な知識や能力が磨けるかが重要なポイントになります。

 

台湾の大学に進学する真のメリット

ここまで説明すると、「台湾の大学に進学する理由は何ですか?」と聞かれるので、私が考える真のメリットを説明していきます。

 

まずそもそもの前提ですが、私たちの親の世代と現代では人生の目標や向かう方向性が大きく変わりました。恐らく私達の親の世代では、日本の企業に入り、その会社を勤め上げるという考えがあったと思います。子供達には苦労して欲しくないので、安定した企業に入って欲しいと願っている親は多いと思います。

 

しかし、時代は変わりました。世界はグローバル化し、資本主義もグローバルな戦いになりました。「安定」と定評のあった日系会社も外資系に買われていったり、世界順位でも時価総額で大きく水をあけられています。

 

そして技術革新のスピードが以前とは比べ物にならないくらいで進んでおり、既存の技術や製品が他のものにとって代わるような事が日々起こっています。例えばスマートフォンや電気自動車、AIの発達が良い例かと思います。また、ビットコインや様々な先進的技術が私たちの日常生活に忍び寄って来ています。

 

ではそのような変化が激しい時代に、日本の企業を信じて生涯勤め上げる事ができるでしょうか。

 

結論から言うと、それができる業界もあればそれができない業界もあるという事になります。私がここで伝えたいのは「日本がヤバい」というような日本が凋落(ちょうらく)しているのを伝えたいのではなく、技術革新や変化の多い中で、現実的に生き延びられない企業が今後多く出る可能性があるというのを述べています。

 

それでは、そのような先行き不透明な未来において、大学時代にできる事は何でしょうか。それは「生きる力を身に着ける」事だと考えます。そして台湾の大学は生きる力を身に着けるために最適の場所だと考えます。

台湾留学で身に着けられる生きる力とは

日本の大学も台湾の大学も自分一人の力で卒業するのは大変です。しかし、国籍も違う、言語も違う、価値観も違う相手と協力しながら卒業するのは、難易度は更に高くなります。それに加えて、台湾の大学ではプレゼンテーションも多く、チームで協力して分担し、発表しなければなりません。もちろん、中国語での発表になります。

 

学校生活もさることながら、私生活でも多くのカルチャーショックが待ち受けています。例えば、湿気が高く服が全部カビだらけになってしまったり、ゴキブリなどの害虫が家の中に入って来たり、不動産屋に騙されたり、トイレの修理が待てど暮らせど来なかったり、孤独に苦しみ、美味しい食べ物にもありつけず、自炊も困難、趣味をするにもコミュニティーが見つからず、日系の飲食店でバイトを始めても、同じ日本人から冷たくされ嫌になる日々。大好きなはずだった台湾人も学生寮で4人で部屋をシェアしていると嫌な所も沢山見えてきます。

 

海外で生活すること、慣れない言語を操りながら、大学で専門性の高いことを勉強することは思っている以上に大変なことです。精神的、肉体的に追い込まれる人も少なくありません。

 

しかし、このような新しい環境で新しくできた友達に話を聞いてもらいながら、解決策を考え、時には現地の台湾人の力をかりて乗り越えていく。日本の生活では予想しないような困難を乗り越えていく必要があり、それを乗り越えるたびに「生きる力」は身についていきます。この生きる力は困難を乗り越えていく方法でしか得ることはできません。そして若い時に困難を乗り越えれば乗り越えるほど、どんな逆境があったとしても、必ず乗り越えられるという自信に変わっていきます。

なぜ現代において生きる力が必要なのか

私の提唱する「生きる力」を言語化すると、想定しないような問題が目の前に起こった時に日本・海外に関わらず柔軟性・コミュニケーション能力・考える力を駆使して解決していくという能力になります。

 

現代では不確定要素が以前よりも多くなったと説明しました。また、物質的な豊かさは日本人であればほぼ全ての人が享受しており、その上で人生における幸せは単純明快ではなくなりました。

 

お金の量と幸せ度は比例しないという研究結果が出ています。つまり、いい大学に行って、いい企業に入って、沢山稼ぐという話自体が既に破綻していると言っても過言ではありません。

 

では、現代社会において幸福度を上げるために何をしなければならないのでしょうか。それは既に研究結果が出ており、「大きな目標(夢)のために障害を乗り越えていくプロセス」に幸せを感じるそうです。つまり、少年よ大志を抱け(Boys, be ambitious.)は非常に重要だという事です。

 

大好きなあの人と付き合うこと(目標・夢)よりも、それをするために試行錯誤する(プロセス)方が幸せということなのですね。笑

私が人生経験で得た生きる力

私は「生きる力」を持っています。これは様々な困難を乗り越えたから持っていると自負しています。

 

様々な困難は主に環境が変わったり、挑戦することによって目の前に現れます。ワーキングホリデーを利用してオーストラリアやカナダに行ったり、世界一周をしたり、無一文で台湾に移住して起業したり、世界各国のビジネスパートナーと仕事したりすることによって生きる力を手に入れてきました。(現在も常に新しい事に挑戦中です)

 

今後、世界では私たちが予想しないような出来事が必ず起こります。コロナウイルスがここ最近で一番予想だにしない出来事でした。私の月給もコロナウイルスによって5万円まで落ちたのですが、この話は長くなるので割愛します。笑

 

ではコロナウイルスで月給5万円になって台湾から出国できないような状況になったのにも関わらず生き残ったのは、ひとえに「生きる力」があったからです。

 

生きる力は決して一人で生きる力ではありません。私は多くの人に助けられながら生きています。この会社でも全ての従業員、生徒様、取引をしている会社様によって助けられています。

 

今までもこれからも多くの方に助けてもらって生きるつもりです。そのために1番必要な能力は英語と中国語でした。私のビジネスパートナーは日本人もいますが、日本人以外の人も多数います。最近では外国人の方が多くなってきました。

 

たしかに言語が話せなくても通訳が居れば何とかなるかもしれません。一方で私の周りには(私も含め)、もっと英語や中国語が話せていたら良かったのに・・・と、苦汁をなめている経営者を沢山知っています。言語は得することはあって、損することは全くありません。そして、人生どこのタイミングでも始めることができます。

 

どんな言語でも流暢に話せたら人生を変える大きなパワーが生まれます。これは断言しますが、話せる事によって必ずチャンスが目の前に降りてきます。ポジショントークかもしれませんが、本当の話です。

 

だからこそ私は「言語を教えること」を通じて人生を良い方向に好転する人を1人でも増やしたいと考えています。

 

最後まで読んでくださりありがとうございます

私は台湾華語の学習・台湾留学を通じて一人でも多く言語を学ぶ楽しさ・留学することの楽しさ・言語を学ぶことによって広がる新しい可能性を感じてもらいたいと心の底から思っています。これが私の仕事の原動力です。

 

おかげさまで「台湾Talkに出会って人生が変わった」と言ってくださる人が少しずつ増えてきました。そのようなお言葉を頂けることが私や在籍する講師達の支えです。

 

今人生においてくすぶっている、何か新しいことを始めたい、子供に留学の可能性を示してあげたいと思った方はぜひLINEからお問い合わせください。どのような方でも前に進む方法はありますし、膝を付け合わせて話をする準備ができています。これを読んだ方の問い合わせをお待ちしています!

 

台湾Talk 代表取締役社長 南木祥平