台湾留学を検討するうえで、多くの人が気になるのが費用面ですが、台湾には返済不要の給付型奨学金が充実している点が大きな魅力です。
最も代表的で利用者が多いのが、台湾教育省(教育部)による奨学金で、大学・大学院への正規留学や語学留学まで幅広く対象となっています。毎月の生活費支給に加え、学費支援が受けられ、日本人留学生にとって非常に現実的かつ有力な選択肢です。
また、台湾外交部による奨学金も存在し、主に学位取得を目指す優秀な学生を対象に手厚い支援が行われています。本記事では、これら二大奨学金制度の違いや特徴、申請条件についてわかりやすく解説します。
見たい項目をクリック
教育省台湾奨学金の申請方法
以下は台湾代表処HPに基づく教育省台湾奨学金の内容になります[1]。
募集期間
• 募集期間:2026年2月2日~3月27日(※必着)
• 応募方法:募集要項や規定に従い、必要書類を提出。
• 対象:台湾の大学・大学院(修士・博士課程を含む)に正規留学生として進学する予定の日本人(日本国籍であり、父母双方とも中華民国籍を有したことがない者を指す)。
• 定員:21名
※教育省台湾奨学金と教育省華語文奨学金を同時に応募してはならない。
応募資格(主な条件)
• 高等学校卒業以上の学歴があること
• 2026年9月以降、台湾の大学または大学院に正規生として進学予定であること
• 成績優秀かつ品行方正な者(詳細は募集要項を確認)
以下の条件に当てはまるものは申請できないため注意しましょう。
- 中華民国籍保持者および在日華僑(僑生)は対象外
- 2026年9月以降、台湾の公的機関・学校から他の奨学金を受給する者は不可
- 交換留学・ダブルディグリーの学生は対象外
- 過去に当奨学金の資格を取り消された者は不可
- 台湾奨学金を受給済みで、同一または下位学位に再申請する者は不可
- 台湾奨学金の受給累計が5年以上の者は不可
- 外僑永久居留証(APRC)所持者は応募不可
- 2026年度外交部台湾奨学金を申請する者は不可
支給期間・支給額
•支給期間
‐ 学士課程:2026年9月~2030年8月(4年以内)
‐ 修士課程:2026年9月~2028年8月(2年以内)
‐ 博士課程:2026年9月~2030年8月(4年以内)
※受給資格行使の延期、保留は不可。卒業、休学、退学の場合はその時点で支給期間が終了する。
•学費補助(1学期/NT$40,000まで)
‐ 学費と雑費が4万元(約200,000円)を超えた場合、その差額は自己負担とする。また、保険及び宿舎等の費用はすべて自己負担とする。
• 生活費支給(月額)
‐ 学士課程:NT$15,000(約75,000円)/月
‐ 修士・博士課程:NT$20,000(約100,000円)/月
※NT$1=5.00円(2026/3/1)
選考方法
• 一次選考:台湾駐日代表処が日本の大学教授に依頼し、応募書類の書類審査を行う。
‐合否は2026年5月上旬に全応募者に文書で通知する。
※電話、E-mail 等による問合せに一切応じない。
• 二次選考:面接(一次通過者のみ2026年5月29日に実施)
‐合否は2026年7月上旬に合格者のみ文書で通知する。
必要書類
以下が必要書類のリストになります。なお、書類に不備があった場合は失格となります。
中国語(繁体字)3000字程度でA4横書きの研究計画書※日本語版は不要
(2)英語コース(全英課程)の場合
①3000字程度でA4横書きの研究計画書(日本語)、②研究計画書(英語)、③志望学科が全英課程であることを示す書類の計3部
※(1)(2)ともに志望する大学名、台湾留学志望の理由、留学中の具体的かつ実現可能な学習計画、帰国後の計画(学業、職業を含む)を詳細に記載すること。
代表処での「認証」についてはこちらを参照すること。
代表処での「認証」についてはこちらを参照すること。
推薦者の資格;
①学校の校長または指導教授、担当の先生。
②職場の上司もしくは適正な人物。
華語文能力試験(TOCFL)「進階級(B1)」以上の証明書と成績書のコピー※TOCFL以外の中国語能力証明書は不可
(2)英語コース(全英課程)の場合
英語能力の試験成績証明書(TOEFL、IELTS、GREなどリスニング・リーディング・スピーキング・ライティング能力を含むもの)のコピー※TOCFLの成績書は不要
上記必要書類を揃えた上、封筒表面には応募する奨学金の種類(教育省台湾奨学金か華語文奨学金)を明記して以下の住所に郵送します。2026年3月27日必着で、直接来訪による受付けは認められないため注意しましょう。なお、提出された書類の返却はありません。
〒108-0071
東京都港区白金台 5-20-2
台湾駐日代表処教育部「教育省奨学金担当」
継続受給の条件
教育省華語文奨学金の申請方法
募集期間
• 募集期間:2026年2月2日~3月27日(※必着)
• 応募方法:募集要項や規定に従い、必要書類を提出。
• 対象:大学付属の華語文センターなどで中国語(台湾華語)研修を目的とする日本人(日本国籍であり、父母双方とも中華民国籍を有したことがない者を指す)。
• 定員:25名
※教育省台湾奨学金と教育省華語文奨学金を同時に応募してはならない。
応募資格(主な条件)
• 高等学校卒業以上の学歴があること
• 2026年4月1日時点で満18歳以上
• 2026年9月以降、台湾教育省認可の大学付属華語文センターで語学研修に参加する予定であること
以下の条件に当てはまるものは申請できないため注意しましょう。
- 中華民国籍保持者および在日華僑(僑生)は対象外
- 2026年9月以降、台湾の公的機関・学校から他の奨学金を受給する者は不可
- 交換留学・ダブルディグリーの学生は対象外
- 過去に当奨学金の資格を取り消された者は不可
- 華語文奨学金の再受給希望者は不可
- 外僑永久居留証(APRC)所持者は応募不可
- 2026年9月以前に台湾で就労・留学・WH・家族滞在経験がある者は華語文奨学金への申請不可
支給期間・支給額
•支給期間
2026年9月~2027年8月(3か月以上1年以内)
※受給資格行使の延期、保留は不可。卒業、休学、退学の場合はその時点で支給期間が終了する。
•学費補助なし(自費)
• 生活費支給(月額)
NT$28,000(約140,000円)/月
※NT$1=5.00円(2026/3/1)
選考方法
• 書類審査:台湾駐日代表処が日本の大学教授に依頼し、応募書類の一次選考を行う。
‐合否は2026年7月上旬に全応募者に文書で通知する。内定者は早期に通知予定。
※電話、E-mail 等による問合せに一切応じない。
※二次選考の面接は実施なし
必要書類
以下が必要書類のリストになります。なお、書類に不備があった場合は失格となります。
※志望する大学名、台湾留学志望の理由、留学中の具体的かつ実現可能な学習計画、帰国後の計画(学業、職業を含む)を詳細に記載すること。
代表処での「認証」についてはこちらを参照すること。
代表処での「認証」についてはこちらを参照すること。
推薦者の資格;
①学校の校長または指導教授、担当の先生。
②職場の上司もしくは適正な人物。
上記必要書類を揃えた上、封筒表面には応募する奨学金の種類(教育省台湾奨学金か華語文奨学金)を明記して以下の住所に郵送します。2026年3月27日必着で、直接来訪による受付けは認められないため注意しましょう。なお、提出された書類の返却はありません。
〒108-0071
東京都港区白金台 5-20-2
台湾駐日代表処教育部「教育省奨学金担当」
継続受給の条件
外交部台湾奨学金の申請方法
募集期間
• 募集期間:2026年2月2日~3月27日(※必着)
• 応募方法:募集要項や規定に従い、必要書類を提出。
• 対象:台湾の大学・大学院(修士・博士課程を含む)に正規留学生として進学する予定の日本人(日本国籍であり、父母双方とも中華民国籍を有したことがない者を指す)。
• 定員:2名
応募資格(主な条件)
• 高等学校卒業以上の学歴があること
• 2026年9月以降、台湾の大学または大学院に正規生として進学予定であること
• 成績優秀かつ品行方正な者(詳細は募集要項を確認)
以下の条件に当てはまるものは申請できないため注意しましょう。
- 中華民国籍保持者および在日華僑(僑生)は対象外
- 2026年9月以降、台湾の公的機関・学校から他の奨学金を受給する者は不可
- 交換留学・ダブルディグリーの学生は対象外
- 申請予定の学位課程と同じ学位レベル課程を台湾の大学に在籍して学んだこと
がある者。 - 台湾の他の公的機関から奨学金の受給資格を取り消されたことがある者。
- 外僑永久居留証(APRC)所持者は応募不可
- 2026年度教育省台湾奨学金を申請する者は不可
支給内容および支給期間
•支給期間
‐ 大学における中国語先修課程:2026年9月~2027年8月(1年以内)
‐ 学士課程:2026年9月~2030年8月(4年以内)
‐ 修士課程:2026年9月~2028年8月(2年以内)
‐ 博士課程:2026年9月~2030年8月(4年以内)
※受給資格行使の延期、保留は不可。卒業、休学、退学の場合はその時点で支給期間が終了する。
•旅費補助
‐ 渡台及び帰日の台日間の直行便エコノミークラス航空券1枚ずつ。渡台のチケットは本処が調達し、合格者に与える。
• 生活費支給(月額)
‐ 大学における中国語先修課程:NT$28,000(約140,000円)/月
‐ 学士課程:NT$33,000(約165,000円)/月
‐ 修士課程:NT$33,000(約165,000円)/月
‐ 博士課程:NT$33,000(約165,000円)/月
※NT$1=5.00円(2026/3/1)
選考方法
(1)外交部が応募書類選考を行い、合格者を決定する。
(2)選考結果については正式の文書で通知する。
※電話、E-mail 等による問合せには一切応じない。
必要書類
以下が必要書類のリストになります。なお、書類に不備があった場合は失格となります。
中国語(繁体字)3000字程度でA4横書きの研究計画書※日本語版は不要
(2)英語コース(全英課程)の場合
①3000字程度でA4横書きの研究計画書(日本語)、②研究計画書(英語)、③志望学科が全英課程であることを示す書類の計3部
※(1)(2)ともに志望する大学名、台湾留学志望の理由、留学中の具体的かつ実現可能な学習計画、帰国後の計画(学業、職業を含む)を詳細に記載すること。
代表処での「認証」についてはこちらを参照すること。
代表処での「認証」についてはこちらを参照すること。
推薦者の資格;
①学校の校長または指導教授、担当の先生。
②職場の上司もしくは適正な人物。
華語文能力試験(TOCFL)「進階級(B1)」以上の証明書と成績書のコピー※TOCFL以外の中国語能力証明書は不可
(2)英語コース(全英課程)の場合
英語能力の試験成績証明書(TOEFL、IELTS、GREなどリスニング・リーディング・スピーキング・ライティング能力を含むもの)のコピー※TOCFLの成績書は不要
上記必要書類を揃えた上、封筒表面には応募する奨学金の種類(外交部台湾奨学金)を明記して以下の住所に郵送します。2026年3月27日必着で、直接来訪による受付けは認められないため注意しましょう。なお、提出された書類の返却はありません。
〒108-0071
東京都港区白金台 5-20-2
台湾駐日代表処教育部「外交部奨学金担当」
継続受給の条件
まとめ
台湾の奨学金は、教育省と外交部の二つが中心であり、いずれも返済不要の給付型である点が大きなメリットです。
特に教育省奨学金は対象範囲が広く、語学留学から大学院まで対応しているため、初めて台湾留学を目指す方にとって最も現実的で利用しやすい制度といえます。
一方、外交部奨学金は主に学位取得を目的とした学生向けで、より選抜性が高いものの、その分手厚い支援が特徴です。
重要なのは、自身の留学目的や条件に合った制度を選び、早めに準備を進めることです。適切に奨学金を活用すれば、台湾留学は費用面の負担を大きく抑えながら実現可能な選択肢となるでしょう。
台湾TALKでは正規留学サポートに併せて、当該奨学金の合格者のデータをもとにした研究計画書の添削指導、書類の翻訳などを行っております。大学進学サポートについてのご相談は下記のLINEからいつでも承っております。
脚注
[1] 教育省台湾奨学金募集要項 ↩
[2] 教育省華語文奨学金募集要項 ↩
[3] 外交部台湾奨学金募集要項 ↩
[4] 教育部臺灣獎學金作業要點 ↩
[5] 教育部華語文獎學金作業要點 ↩
[6] 外交部臺灣獎學金作業要點 ↩

レッスン】.webp)
