台湾には年間で8種類の祝祭日があります。
台湾の2025年の祝日は13日間あり、日本は16日間です。
台湾は日本と同じ東アジアに位置し、習慣や文化が似ている国ですが、祝日は旧暦に基づいて設定されています。そのため、同じ風習でも日本とは異なる日程で祝われることがあります。
以下は、台湾の2025年の祝祭日です。
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2025年の台湾祝祭日一覧
連休は1月25(土)~2月2日(日)
※5月30日に振替えられる
(民間企業のみ休日となる)
台湾の大学や語学センターの休み
台湾の多くの大学では春節(旧正月)に合わせた1月下旬から2月中旬まで冬休みがあります。
また、7月上旬〜9月中旬までの2ヶ月半は夏休みで、新学期は9月中旬から下旬に始まります。
語学センターも台湾の祝日に合わせて休講することが一般的です。
【台湾の祝日】風習・成り立ち
【2025年1月1日(水)】中華民国開国記念日
1月1日は、1912年に中華民国臨時政府が成立されたことをお祝いする日です。
西暦のお正月である1月1日と同日でありますが、台湾は旧暦に基づいて正月祝いをするため、年末はお休みがありません。
しかし、企業や学校によっては12月31日、1月1日の2日間連続でお休みになる場合があります。
【2025年1月25(土)~2月2日(日)】春節・旧正月
旧正月は、台湾のお正月にあたります。
家族の絆を深め、先祖を敬う機会として一年で一番大切にされています。
旧正月の大晦日は家族で集まって食事をとり、お正月は家族でお寺参りに行き過ごすのが一般的です。
旧暦に基づいた祝祭日であるため毎年日程が変わりますが、例年一月中旬から2月中旬頃に行われ、約1週間ほどの大型連休となります。
【2025年2月28日(金)】二二八和平記念日
1947年2月28日に起きた二・二・八事件を追悼するための日です。
台湾統治を日本から引き継いだ国民党が台湾現地の人を制圧したことで起きた事件のことを二・二・八事件と呼び、犠牲者を追悼するための日となっています。
【2025年4月4日(金)】こどもの日(児童節)
日本では5月5日の「こどもの日」ですが、台湾では旧暦に基づいて制定されているため4月4日となります。
1931年、当時行政院長(日本でいう首相)であった孔祥熙が設立した中華慈幼協濟會が子供たちの権利を保障する祝日をつくりたいと提案したことで制定されました。
【2025年4月5日(土)】お盆休み(清明節)
「清明節」は台湾国内では「掃墓節」とも呼ばれています。
直訳すると、お墓を掃除する日、という意味で、日本のお盆と同じように先祖の墓参りをしてお掃除をしたり、お線香をあげて故人を想うための祝日です。
出典:「兒童節」と「清明節」
【2025年5月1日(木)】労働節(メーデー)
「労働節」は、世界各国で決められている国際的な祝日です。
メーデーとも呼ばれているこの日は国際的な祝祭日で、世界各国で定められています。
労働者の権利を祝う日のため、軍人や警察官などの国家公務員、また医療関係者は祝日になりません。また子どもを含む学生も休みにならないのが特徴的です。
出典:勞動節有放假嗎
【2025年5月31日(日)】端午節
端午節は、中国の詩人・屈原を偲ぶ日です。
戦国時代に祖国の滅亡を悲しみ川に身を投じた彼を追悼するため、粽(ちまき)を川に投げ、舟を漕いで魚を追い払ったことが、ドラゴンボートレースの起源とされています。
また、夏の健康祈願の日でもあり、台湾では粽を食べたり、香包(匂い袋)を持ったりする風習があります。
伝統行事を楽しむ家族団らんの祝日として親しまれています。
【2025年10月6日(月)】中秋節
日本で「中秋の名月」と呼ばれる中秋節は、農業の収穫に感謝するための日として制定されました。
日本ではお月見をしながら月見団子を食べますが、台湾では、月餅(げっぺい)やフルーツの文旦を食べます。
また近年では、家族みんなでバーベキューをして過ごすことが定番となりました。
【2025年10月10日(金)】中華民国国慶節
1月1日が、中華民国政府の成立を祝う祝日であるのに対し、10月10日の「国慶節」は中華民国誕生のきっかけを祝う日です。
台湾建国の父「孫中山(孫文)」が1911年10月10日に武昌起義を起こし、後の辛亥革命となり、当時統治されていた清朝から独立することに成功したことが由来となっています。
台湾にとって大切な日の一つである国慶節では、各地で様々な建国パレードや、イベントが開かれます。
【2025年】台湾の祝祭日まとめ
台湾には8種類の祝祭日があり、2025年は13日が祝日となります。
これらの祝祭日は、台湾の人々にとってそれぞれ特別な意味を持つ大切な日です。
台湾での留学や生活を目指している方は、現地の方々と同じように台湾の祝日を楽しみ、その文化を体験してみましょう。