台湾はアジアの中でも高等教育のレベルが高く、多くの優秀な大学があります。大学の数は、公立・私立を合わせて159校もあり、それぞれの大学には特徴があります。
この記事では、台湾への留学を考えている方に向けて大学の特徴や魅力を紹介し、さらに各分野(理系・経済・医学部・言語学・就職に強い)ランキングも紹介します。
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【2025年】台湾大学は世界で何位?
【2025年】台湾の大学総合ランキング
次に、台湾国内のランキングで発表された大学ランキングを見てみましょう。
台湾の大学は大きく分けて、総合大学、技術系(テクノロジー)大学、文系大学、医科大学、私立大学の5つあります。
以下は、台湾の総合大学ランキングになります[3]。
【2025年】台湾の技術(テクノロジー)大学ランキング
2つ目は、技術系(テクノロジー)大学です。
現在最も不足している人材の「半導体」もこちらにあたります。即戦力として企業で活躍することから台湾国内では「技術系職業訓練校」とも呼ばれます。
機械工学のナンバーワンは、不動の臺灣科技大學です。
台湾では従来より「私立より国立」という共通認識がありますが、私立大学の「明志科技大学」が社会的名声、学業成績、財務の質で優れた大学として3位にランクインしています[4]。
【2025年】台湾の文系大学ランキング
3つ目は、文系の大学ランキングです。
文系大学の上位7つは5年連続で同じ順位となり、国立台湾師範大学と国立政治大学が1位と2位を獲得しました[5]。
國立臺灣師範大學は、教育大学として国語や語学においても台湾でトップの大学です。留学生の受け入れも非常に盛んであり、外国人にとってもポピュラーな大学です。
2位の政治大学は、大学名の通り社会問題や政治に強く、就職先にはマスコミや法律関係の職に就く人が多い大学です。
【2025年】台湾の医大ランキング
4つ目は、「メディカルサイエンス(医療)」です。
台北医学大学は、人材育成の方向性を従来の「医学系人材」から「生物医学産業生態系人材」に転換し、20社以上のベンチャー企業との新規事業の立ち上げに成功しており、台湾のトップ医大として君臨してきました[6]。
2025年のランキング首位となった中国医薬大学では「国際連携」「医薬研究開発」「AIイノベーション」を重点戦略とし、台北医学大学を超えた台湾医学系大学のトップに立つ存在へと成長しています。
【2025年】台湾の私立大学ランキング
5つ目が、私立大学です。
世界ランキングからもわかるように、台湾では私立大学よりも国立大学のほうが優れているという認識があります。そのため、私立大学のランキングでは医学部のある医大が上位の常連になります[7]。
6位にランク入りしている元智大学では、台湾が推奨している中英バイリンガルの流れに合わせ、台湾で初めて全て英語による授業(全英課程)を行い、国家品質賞を受賞した大学でもあり、評価されています。
【2025年】台湾で就職に強い大学ランキング
続いて、台湾で企業に好かれる、就職に強い大学ランキングです。
企業が最も採用したい大学ランキングでは、総合1位の台湾大学ではなく、国立成功大学(NCKU)が選ばれました[8]。
国立成功大学のある台南には、南部サイエンスパークがあり、TSMCなど名だたる企業の工場があります。国立成功大学はそれら企業との産業連携が強く、企業評価が高くなっています。また、SGDs関連の研究も長くから行われています。
まとめ
台湾には159校もの大学があり、国立・私立を問わず、それぞれに特徴があります。
世界やアジアの大学ランキングでも評価の高い学校が多く、特に技術系や医療、ビジネス分野の教育が充実しています。また、産学連携が盛んな大学も多く、就職にも有利な環境が整っています。
自分の専攻や将来の目標に合った大学を選ぶことで、より充実した留学生活を送れるでしょう。大学選びに迷ったら、ぜひ台湾Talkにご相談ください。
脚注
[2] The World University Ranking ↩
[3] 2024最佳大學排行 ↩
[4] 2024最佳大學排行 ↩
[5] 2024最佳大學排行 ↩
[6] 2024最佳大學排行 ↩
[7] 2024最佳大學排行 ↩
[8] 2024最佳大學排行 ↩