台湾に留学する際は、申請するビザの種類や語学センターの規定によって健康診断書の提出が必要になる場合があります。

 

留学期間が6ヶ月以上・台湾の大学へ正規留学を目指す場合、居留ビザの発行のために、申請の3ヶ月以内に診断した健康診断書の提出が必要です。

 

6ヶ月未満の語学留学のために申請する停留ビザや一年未満のワーホリビザの場合は、基本的にはビザのための健康診断書は不要になっていますが、大学付属の語学センターによっては、独自に提出を求められる場合もあります。

 

この記事では、台湾留学に必要な健康診断の項目や取得・提出方法について解説します。

健康診断書の提出が必要な語学留学センター例

健康診断を必要としているほとんどの大学では

①麻しん及び風しんの抗体陽性検査報告書と予防接種証明
②胸部レントゲン肺結核検査の検査報告書

が申請の際に必要になります。

また、ここで紹介する逢甲大学(台中)は台湾に渡航してからの検査が必要なので注意してください。

健康診断が必要
健康診断が不要
大学名
国立台湾大学
国立清華大学
國立政治大學
逢甲大學
國立中山大學
文藻外語大學
国立成功大学
国立台湾師範大学
内容
1.麻しん及び風しんの抗体陽性検査報告書と予防接種証明
2.胸部レントゲン 肺結核検査
1.麻しん及び風しんの抗体陽性検査報告書と予防接種証明(接種年齢一歳以上)
2.胸部レントゲン 肺結核検査
1.麻しん及び風しんの抗体陽性検査報告書と予防接種証明(接種年齢一歳以上)
※麻しん・風しんは、抗体検査なしで直接接種することも、抗体検査陰性後に接種することも可能です。
2.胸部レントゲン 肺結核検査
1.胸部レントゲン 肺結核検査
(台湾で3か月以内に検査した証明書が必要です)
1.麻しん及び風しんの抗体陽性検査報告書と予防接種証明
2.胸部レントゲン 肺結核検査(六か月以内)
1.麻しん及び風しんの抗体陽性検査報告書と予防接種証明
2.胸部レントゲン 肺結核検査
3.HIV抗体検査
申請の際、健康診断書の提出は不要です。

自分の行きたい語学センター・大学の検査基準がわからない、という方は、ぜひお気軽に台湾TALKにご相談ください。

台湾留学に必要な健康診断の項目

台湾のビザ申請用の健康診断では、以下の三つの検査項目が必要です。

 

  1. 胸部エックス線検査(肺結核)
  2. 麻しんと風しんの抗体検査
  3. 梅毒検査 採血(15歳以下は免除)

 

麻疹と風疹は日本で生まれ育っていれば、ほとんどの方が幼少期に接種済みですが、万が一抗体を持っていなかった場合には、ワクチンを接種します。

接種後2週間後からビザの申請が可能となります。

台湾留学に必要な健康診断が可能なクリニック

英語での書類提出対応が可能で、必須項目の検査ができる病院であれば、指定はありません。

しかし、一般的には海外渡航のための検査を行っているクリニックのほうが書類発行までスムーズに進むでしょう。「トラベルクリニック」と検索すると検査が可能な病院をすぐに調べることができます。

X線・梅毒・麻疹・風疹)の健康診断を実施しているかどうか、必ず先に問い合わせてから予約をしましょう。時期や場所によっては、予約が1ヶ月以上先になることもあります。

また、診断書の発行までには1週間ほどを要するクリニックが多いため、渡航の2ヶ月前頃から準備をしておくと安心です。

参照:品川イーストクリニック(台湾留学のビザ用健康診断書)

台湾留学に必要な健康診断の費用

健康診断にかかる費用は診察と必須の3項目を含めて約15,000〜20,000円です。

万が一、麻しんと風しんの抗体を持っていなかった場合には、別途ワクチン接種が必要になり、ワクチン代が1万円程度かかります。

台湾留学に必要な健康診断書のフォーム

台北駐日経済文化代表処が申請フォームを提供していますので、健康診断時にはこちら記入例をプリントして病院に提出しましょう。

中国語と英語が併記されていますので、医師が中国語を分からなくても問題ありません。

 

ただし、語学センター独自のフォーマットや基準がある場合もあるので、その際は独自のフォーマットを印刷したうえ、病院で検査をしましょう。

台北駐日経済文化代表処:ビザ申請用健康診断書

まとめ

今回は台湾留学の際に必要な健康診断について解説しました。

居留ビザの申請と語学センターに入学する際の健康診断は少し異なるので、注意が必要です。

渡航前に体の不調は検査しておき、楽しい留学生活を送れるよう心がけましょう。